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    「いただきます」がいえますか?

    ある小学校で授業参観の際に、
    子どもが「いただきます
    というのをみて抗議した親がいたそうです。




    さて、なんで抗議したのでしょうか?

    ◆◆◆「いただきます」がいえますか?◆◆◆

    ある小学校で授業参観の際に、
    子どもが「いただきます
    というのをみて抗議した親がいたのだそうです。

    何故かというとこういうワケだったそうです。

    給食費を払っているのは私たち。だから給食は出てあたりまえ。
    なのに、なぜ子どもに「いただきます」などと言わせる必要があるのか?」

    言いたいこと分かりますか?


    給食費を払ってんだから子どもに給食を食べさせるのは、
    学校の義務で当然のことだから、子どもに下手に出るような
    言葉を言わせるのはおかしいと言っているのです。

    最近はこういった台詞が親からも平然と出てくるようです。


    あなたが親であったらどうですか?
    このお話に共感できるでしょうか?


    ◆ 安部司さんというひとがいて

    彼は元食品添加物販売会社のトップセールスマンです。

    彼の知識はほぼ全食品添加物1500種類に及びます。

    「もっと麺の持ちを良くしたい」
    「サラダの色を鮮やかにしたい」
    「かまぼこ加工の手間を減らしたい」

    そんな要望にいつも応えてきました。


    「食品添加物こそ現代の食品の救世主だ」

    そう信じてやまなかったそうです。


    そんなある日。

    彼の娘の誕生日でのことです。


    モーレツ社員で家にもほとんどいない安部さんでしたが、
    この日だけは仕事を早く切り上げて家に直行しました。


    そして娘の誕生日に食卓に並んだミートボールを
    口にして愕然としました。


    「これ、もしかして●●社のミートボールじゃないか!?」

    彼はミートボールを美味しそうに食べる娘を見て、衝撃を受けました。

    なぜならそのミートボールも安部さん自身が開発したものだったからです。

    特価で販売されていたこのミートボール、
    「端肉」と呼ばれる生き物の骨の部分にこびりついた
    ドロドロで何の味もしない肉と廃鶏のミンチを併せ、
    実に30種類もの食品添加物でミートボールに仕立て上げたものでした。

    スーパーで売られている加工食品って
    実はこうやって作られているそうです。

    だから加工現場を見ている人は
    自分のメーカーの商品を食べません。

    「自分が売るものは世界を変える。」

    そう信じて添加物を売りつけ、
    添加物で格安の商品を開発してきた安部さんは、

    まさか自分の家族もそれを口にしているとは
    想像していなかったのだそうです。


    次の日、彼は会社に辞表を出しました。

    ◆ いただきますは「命」をいただいている。

    さっき紹介した安部司さんは、そんな経験から食品添加物の「裏側」を
    メリット・デメリットを隠さずに講演で語る活動を続けています。

    色の大切さ、自分が売りつけていたものによって生じた
    「食」への贖罪。

    そんな想いがあるのだと言います。

    私の両親が子どもの時は
    カレーを作るのに、育てた鶏を「シメて」
    肉を自分で加工していたそうです。
    (・・・生々しいのでこれ以降は割愛)


    80年代生まれの私にはそんな経験はありませんが、
    自分が食べるものが人間以外の「命」であることは、
    たまに感じます。

    普通に考えてみればいいのです。

    養豚場の豚や、養鶏場の鶏、牛舎の牛。


    かれらがスーパーにパック詰めで並ぶ
    豚バラ、鶏ササミ、牛ロースの正体です。

    では、誰がどうやって彼らの命を奪うのでしょうか。

    「命」が「肉」や「サラダ」に変わる瞬間は、
    誰がなにをしているのか、想像したことがありますか。

    体験したことが無くても、想像はできるはずです。

    それを考えたら、食べるときに手を合わせないわけにはいかない。
    食べさせてくれる人や食べられる事に感謝せずにはいられない。

    いただきます」だったり、
    「祈りを捧げる」という行為は、
    「命」に対する感謝の表現です。

    ◆ でも、人間便利すぎると当たり前のことを忘れます。


    たとえば、さっき出てきた安部司さんの得意な食品添加物の話。


    この人の本を読むと、まさに食品添加物はマジックです。


    しなびた色の悪いタラコも、
    一晩魔法の液体につけておけば、
    翌日には赤ちゃんの肌のようなプリプリで、
    鮮やかな桃色のタラコに大変身です。
    (ちなみにスーパーで売られているのは大抵これです)

    コンビニのパックサラダやカットサラダは、
    切り口がいつまで経っても酸化(茶色くなったり)しません。

    カットした後、「食品添加物のプール」に何度も浸され除菌される為です。

    おかげで見た目も鮮やかでたくさんの人に買ってもらえます。
    (その現場を見た人は従業員をはじめ誰も買わないそうですが)

    某食物繊維入り飲料のオレンジ色がまさかサボテンに寄生する虫を
    すりつぶしたものだとも誰も知らないと思いますが、
    これのおかげで「無果汁」の飲料でも、
    鮮やかで新鮮な色が実現できます。


    便利ですよね。


    私たちって普段、
    見たくないところは見なくても生活できる世界に住んでいるんです。

    便利さは想像力を失わせます。

    だから平気で「”いただきます”はおかしい」といえる人がでてきます。

    多分、だから簡単に人が殺せます。簡単に死のうと思えるんです。


    ◆ で、なにが言いたいのかというと、

    あなたは「いただきます」がいえますか?ということ。

    あなたの大切な人は「いただきます」がいえる人ですか?ということです。

    あなたがもしこの話を軽視できる人なら、
    きっとあなたのパートナーも同じように軽視できる人でしょうし、
    あなたと誰かの間にできる子どもも同じく
    いただきます」はいえない子どもでしょう。


    私は去年、長い時間を家族に助けられて生きていました。

    食に困ることは無かったんです。

    嫌だ。いらない!と言っても食べさせてくれる。

    本当に、食べるものにも、食べさせてくれる人にも
    言葉では表せない感謝を感じて生きてきました。

    それで、今例えば誰か好きな人ができるとして、
    私は「いただきます」がいえない人とはつきあえません。

    百年の恋も、平気で食べるものを捨てる人の前には一気に冷めます。
    「それでも彼女にはいいところが・・」とは多分いえないと思います。

    間違いなく幸せな恋愛関係になれないですから。

    恋愛だけに関わった話ではないかもしれませんが、
    人間関係を選ぶ時に、私が唯一のハードルを引いているとしたら、
    いただきます」がいえるかどうかです。


    2008年、あなたが命に感謝できる人と巡り会う年でありますように。


    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


    食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
    安部司 著

    http://bel.itigo.jp/syokunoura.html

    うちにあったので読んでみたのですが、
    驚愕の事実が詰め込まれた本でした。

    知っていてそれでも「安いから」と加工品を食べるのならよいですが、
    知らないで選ぶチャンスもないのでは自分の身を守れません。


    今もっとも色の情報公開がされている一冊。
    中身も難しくないのでおすすめです。


    コメント

    トラックバックありがとうございました。

    僕は、足を組んだり、ひじをついたりして物を食べる人はダメです。

     パんだ|2008年01月05日 13:40

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